学習教材としてのテントウムシ

当店で取り扱うテントウムシの種類「ナナホシテントウ」は誰もが知る昆虫の代表格と言っても過言ではなく、見た目が派手で可愛らしいため、女の子も抵抗なく手の上に乗せることができますよね。
噛みつくこともなく、爪で引っかかれることもない。人間にとっては優しい性格の昆虫です。
(昆虫界にとってナナホシテントウは肉食なので、天敵として存在を恐れる昆虫はいくつか存在していますが…笑)

ナナホシテントウは学校教材、学習教材として取り入れやすい物だと考えます。
その理由に、上記でも少し述べた部分もありますが、

  • 見た目が派手なため、視認性が良く見つけやすいこと。
  • 噛まない、引っかかない、鳴かないこと。
  • 可愛い昆虫として認知されているので、女の子も怖がらず取り扱えること。
  • 育て方が簡単でコストがかからないこと。
    身近にいるアブラムシを与えるか、または砂糖水を与えておくだけで長生きすることができるとのデータがあります。
  • 成虫は約2ヶ月間もの長期に渡って生存すること。

など、上げるとキリがありません。しかしこれだけ、学習教材としてナナホシテントウを取り入れる複数のメリットがあるのです。
観察日記をつけたり、花壇などの園芸エリアに放ちアブラムシの対策をしたり、繁殖に挑戦したりと、情操教育の教材としても活用される方もいらっしゃいます。

次に昆虫の死。これは避けては通れません。生命ならばいつか必ず訪れる運命です。
ナナホシテントウは個体の大きさを考えると、埋葬にかかる場所・労力はほとんどかかりません。一方、ウサギやハムスター、カメなどの動物の場合、埋葬や処理に大きな負担が生じます。
学習教材とはいえ、いのちの最初から最後までのことを前もって考えておくことも重要です。決してこの点を忘れないでください。

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