テントウムシがリラックスしている姿の動画

プランターで育てているソラマメにアブラムシが発生し、その対策として放ったナナホシテントウ。
お腹一杯アブラムシを食べて満足したのか、とてもリラックスした雰囲気で羽根をつくろいはじめました。

この動画はスローモーションではありませんよ。のんびり、ゆっくり、こちらの気配に警戒することもなく羽根を丁寧につくろっているナナホシテントウ。
目の前をアブラムシが通過するのですが、お腹が一杯で満足しているのか、全く興味を示しませんでした。

畑で出会うナナホシテントウは、葉の影でじっと息を潜めているか、または慌ただしく歩きまわっているので、決してこのような姿は見せてくれません。しかしこの場所は安全だと分かったのか、普段は見せてくれない表情をポロッと出しちゃうんですね。

実はこのナナホシテントウ、天敵があまり存在しません。
この小さい身体が危険を察知すると、足の根元から黄色い汁が出てくるのはご存知かと思いますが、これが少し臭いんです。これを鳥たちが嫌って、ナナホシテントウを捕食しないのです。
また、わざと目立つ色を身体にまとうことで、周囲の鳥などに対して注意を促しているんですね。
なのでナナホシテントウは畑の食物連鎖ではかなりの上位に君臨しています。
注意深く畑や公園を観察すると、この動画のようにリラックスしたテントウムシに出会えるかも知れませんよ。